ゴルゴ13はいわずとしれた超有名マンガなので説明は不要かと思いますが、ゴルゴ13と呼ばれる殺し屋が主人公のマンガですね。一方の「勇午」は、世界トップの成功率を誇る交渉人である勇午が、武力を使わずに様々な物事を解決していくマンガです。
なんでこの2作品を一緒に扱うかといったら、非常に作りが似ているからです。勇午の方がだいぶ後発ですが、作画の人はともかく、原作者の人はそれなりにゴルゴに影響受けてるんじゃないですかね。
どちらにもいえるのが、「あっさりしているエピソードはおもしろい」「長くなればなるほど冗長でつまらない」というもの(個人の感想です)。ゴルゴの序盤はかなり映画的な余韻が残るエピソードが多かったです。あまり説明しすぎるのもよくないんだなー、と思わせてくれる作品ですね。隅っこまで丁寧に作ってしまうと、作者側と読者がに熱量の差が生まれてしまうせいでしょうか。当然書き込みを是とする読者層もいるはずなので、どちらがいいとはいえない難しい問題ですね。ただ、ワンピースを例に取ってみても、序盤~中盤は名作だけど魚人島以降はクソ(もしくは読むのをやめた)という層が多いように見えます。
その辺にも耐えられる、重厚なハードボイルドが読みたい人におすすめの2作品です。
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