割り切った関係ですから。を読んだ感想・評価

若干ネタバレあり

百合姫に連載された全4巻のマンガ。
百合というとちょっとライトなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それならかこのマンガは百合というよりはレズ成分が強めだと表現した方が正しいかもしれません。
いわゆる濡れ場が多数あります。むしろそれがメインという感想を持つ人もいるかも?

総合的にはおすすめです。
特に濡れぬれの、湿度が高い百合をお求めの方に最適。
あと個人的に主人公の鏑木綾(かぶらぎ あや)がすごく好きでした。黒髪ロングでメガネの爆乳で陰キャ。
……が、読んでいてちょっと不満もあったので書いておきます。
まず、読み終えてみると、「いや、これは主人公は綾ではなく黒崎静(くろさき せい)なのでは?」という感想を持ちました。それくらい書き込みの熱量が違う。
あと、最初に拒絶している綾が静に惹かれ続ける描写が甘いと感じました。

あとは全体的に絵が雑に感じました。それが作風だといわれれば反論できませんが。
だいたいこういう雰囲気の作品ってバッドエンド、もしくはそれに近い曖昧な終わり方をするものも多いと思うんですが、ちゃんとハッピーエンドで終わっているのは◎。

なんというか層の薄いタイプの作品(かわりになるマンガが少ない)だと思うので、ちょっとでも読んでみたいと思ったら読んでみることをおすすめします。

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