「怪異と乙女と神隠し」の感想・評価

印象的なコマはネタバレになるのでこんなコマを引用

どこかでおすすめしている書き込みを見たので読んでみたら現時点の最新刊である5巻まで一気読みしてしまいました。
最初は別に絵も好きじゃないし「なんだこの京極夏彦もどきは?」とも思ったんですが、勢いが付いてしまうと一瞬でした。
とはいえ万人に受ける作品ではないかなと思います。
絵も売れ線って感じではないし、一巻のカバーデザインも大して目を引かないですしね。
さらに主人公なのかヒロインなのかわかりませんが、主役の一人である緖川菫子(おがわ・すみれこ)が「28歳爆乳陥没乳首の処女」という属性詰め込みすぎのキャラ。
主役格のもう一人である化野蓮(あだしの・れん)の設定や目的もはっきりとは描写されていないため、作品を紹介するコメントにも困るという、「せめてもうちょっと売る気を出してくれ」といいたくなる作品です。
Wikipediaのあらすじがこれですよ?

小説家志望の書店員・緒川菫子はある日勤務先の書店で逆万引きの本を手にしたことから同僚の不思議な少年、化野蓮とともに様々な怪異な事件と関わることとなる。

怪異と乙女と神隠し – Wikipedia

これを読まれたところで何もピンとこないですよね。
というわけで、「おもしろかったけどどう紹介していいかわからん! 気になる人は読んでみてくれ!」としかいいようがありません。
ひとついえることは、王道の推理小説的な展開で進みますが推理する要素はありません。そこを期待すると肩すかしですので注意。じゃあなんのジャンルなの? と訊かれると返答に困ります。

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