全26巻の、ラブコメバトルマンガ。
絵柄が古いというか下手というか、コロコロ・ボンボンレベルなんですが、それを理由にこのマンガをスルーしたら人生損するよ！ ってレベルでおもしろかったです。ほぼ一気読みしてしまいました。作中の設定では美人とかかわいいってことになってる女キャラがどいつもこいつもブス揃いですが、それでも逃げずに読め。
ふとしたことで陰陽術を受けてしまい、「悪い女だけに惚れられる」という体質になる陰キャでいじめられっ子の主人公が、複数の悪女とのつながりを元に成長していく物語。
……なんですが、別にその能力でハーレムになるわけでもなし、ドラえもんやタルるーと君みたいなお助けキャラがいるわけでもなし。
そんな中、わかりやすく「おもしろい」と説明できる要素は、主人公だけでなく仲間も成長していくことですかね。キャラが増えた後半は、最初期の仲間キャラである「大佐」と「課長」の出番がほとんどなくなってしまうのが残念。
引き延ばしもまったく感じられず、むしろ「えっ、これで終わるの？」って感じのあっさりした終わり方なのも（引き延ばしだけで終わらない作品に比べれば）プラス要素といえるでしょう。
悪いところを上げるなら、結局乱奈さんの出生が明かされなかったことと、「しずらい」という表記があったこと。マンガでは初めて見たかも。
六道の悪女たち
95円~
